以前から気にはなってはいましたが、購入まで踏み切れなかった商品。
ガーミンの「ランニングダイナミクスポッド」をお借りすることができました。
上位機種には標準で付いてくるこの商品。
どんなデータが分かるのか?
また、実際に使ってみて自分の走りはどうだったのかを紹介したいと思います。
ランニングダイナミクスポッドでわかるデータ
ピッチ・ストライドは私の使っているガーミンのランニングウォッチでも測定されていました。
ランニングダイナミクスポッドを使うことによって、測定できる項目が4項目増えて、下記の6項目が測定されます。
項目 | 内容 |
---|---|
ピッチ | ピッチは1分あたりの歩数です。合計ステップを表示します(左右の組み合わせ)。 |
地面接地時間 | トレーニング中に地面に接している各ステップの時間です。ミリ秒単位で測定されます。 |
地面接地時間 バランス |
地面接地時間の左右のバランスをパーセンテージで表示します。 |
ストライド幅 | 1歩から次のストライドまでのストライドの長さで、メートルで測定されます。 |
上下動 | 走っている間の胴体の垂直振動の振れ幅を計測します。ステップごとにセンチメートル単位で表示します。 |
上下動比 | 垂直振動とストライド幅の比で、パーセンテージで表示されます。数値が低いほど、トレーニングフォームが良好であることが示されます。 |
引用:ガーミン
新しい項目としては、地面接地時間・左右バランス・上下動・上下動比。
実際に走って測定した結果
測定結果の前に、まずは私のデータから。
走力的には、今シーズン10キロ40分ギリ切り、ハーフ90ギリ切り、フルが3時間27分とフルの結果が他と比べて良くないダイエット必須のランナーです。
ちんたら走った結果だとあまり参考にならないと思ったので、キロ5分の私にしては速めのジョグと最近の練習では一番やりたくない10キロ4:20設定のキツめのペース走での結果です。
シューズはキロ5ジョグがインフィニティラン2、キロ4:20ペース走がズームフライフライニットです。
結果がこちら。
キロ5ジョグ | キロ4:20ペース走 | |
---|---|---|
歩幅 | 1.10m | 1.25m |
ピッチ | 182spm | 184spm |
上下動 | 8.6cm | 12.4cm |
上下動比 | 7.7% | 9.6% |
接地時間 | 222ms | 218ms |
GCTバランス | 左 50.0%/右 50.0% | 左 49.9%/右 50.1% |
初めてランニングダイナミクスポッドを使ったキロ5ジョグで奇跡の左右バランス50%!
ランニングダイナミクスポッドを使うことで一目瞭然で悪いところが見つかりました。
歩幅
1.10mと1.25m。
こちらは速ければ広いし。ということで、特にコメントないです。
身長比100%とかで走れたら超早いのにと思う。
ピッチ
182spmと184spm。
ピッチも速ければ速いほどいいってわけではないと思うので、まぁまぁいい線いってると思います。
上下動
8.6cmと12.4cm。
はい、ここめっちゃ改善ポイントでした。
ペース走はオレンジゾーンのど真ん中。
速いペースになると上下動が大きくなるとの記載もありますが、他のデータと比べると明らかに悪い数字です。
上下動比
7.7%と9.6%。
こちらは上下動を歩幅で割って数値を出しているようです。
ここも良くないですね。
ペース走時はオレンジに近いグリーンゾーンです。
ぴょんぴょん跳ねて全然進んでいないってことね。
接地時間
222msと218ms。
合格ラインだと思います。
面白いデータも取れました。
元気な前半は接地時間が短いということがわかりました。
キロ5ジョグでは前半はペースが遅く、4:20のペース走ではほぼ一定のラップとピッチ。
不思議ですね。
GCTバランス
左 50.0%/右 50.0%と左 49.9%/右 50.1%。
100点!
靴下が履けないほど体が固いのに、あまり怪我をしないのは、この左右バランスの良さのおかげでしょうか?
改善ポイント
ランニングダイナミクスポッドのおかげで悪いところが明確にわかりました。
これから取り組むべきことはこちら。
- お尻が使えていない
- ふくらはぎが疲れる
はい。まさにそのとおりです。
フル走っても、お尻がつかれたことなんてありませんから。
股関節主導で動くってところがポイントみたいですね。
もし道路で壁を押すドリルをしてても見過ごしてください。
1キロあたり10秒・20秒・1分平気で変わってくるってホンマかいな!と思いながら頑張ってみます。
2つ目の動画は気持ちの持ちようってことでなんだか好きです。
明日からベクトルの方向を意識して走りたいと思います。
まとめ
以上ガーミンのランニングダイナミクスポッドをつかって計測できるデータと、実際に計測してみた結果を紹介させていただきました。
この2年位伸び悩んでいたので、明確に改善するべき数値がわかりました。
今後、上下動が少なくなるように心がけて練習をしていきたいと思います。
中々体感だとわからない数値ですが、ランニングダイナミクスポッドを使うことによって、しっかりと数字で結果がわかるところが素晴らしいと思います。
独学でランニングをしている未経験者の場合、どこが悪いのかわからないケースが多々あると思います。
そんな人にとって、数字で結果を示してくれる非常に役に立つアイテムだと思いました。
装着・セッティングもそんなに手間じゃないので、伸び悩んでどこが悪いのかわからないランナーさんはぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
ランニングダイナミクスポッドに対応しているランニングウォッチが決まっているので買う前にしっかりチェックしてからの購入しましょう。
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