ランニングを始めてからずっと愛用してきたGARMIN。
ガーミンのデータを見返してみると一番古いデータが2017年の4月だったので約8年半。
ランニングウォッチはずっとガーミンで、235→245と使ってきました。
ガーミン様、一生ついていきますと思っていました。
しかし昨今のガーミンさん。
しょうがないとは思うんですが、

高くて買いたくありません。えません。
ということで、ついに私もカロス民になりました。
購入したのはカロスペース4。お値段なんと36,300円(税込み)

カロスに移行するにあたり、なかなか踏み出せなかったのが「今までガーミンに記録してきたデータが引き継げるのかどうか。」というところ。
ガーミンコネクト上にデータは残っているし、ストラバにも連携しているので、今までの記録がなくなるわけじゃあないんですが、しっかりカロスに今までのデータを移行したかった私。
どうでもいい人には、どうでもいいことなんですけどね。
実際にガーミンからカロスへデータを移行してみたので、同じような悩めるランナーの参考になれば幸いです。
結論としては「走行データだけなら移行可能だけど、思い出は移行できない」という結果でした。

正直、悲しいです。
移行できたデータ・できなかったデータ
これから両メーカーともアップデートがあり、移行できるデータが変わる可能性は十分ありますが、2025年12月8日時点で移行してみた結果です。
移行できたデータとできなかったデータは下記のとおりとなります。
- ランデータ(距離・時間・ラップ・心拍数・累積標高・カロリー・ピッチ)
- ラン以外のアクティビティ(トレッドミル・バイク・スイム・トラック)
- アクティビティのタイトル
- アクティビティのメモ
- ラン以外のアクティビティ(ウォーキング・ヨガ)
- シューズ情報
- インターバルの情報
- 写真
- 体重の推移
- VO2MAXの推移
- 睡眠情報
- イベントタイプ
- ランニングのコメント
などなど
細かいデータはもっとたくさんありますが、気になるものをピックアップ。
私が使っていたガーミンが245と結構古いので、最新のガーミンだともっと多くの情報があると思います。
例えば閾値とかランニングパワーとか上下動とか。
それでは今回私が実際に移行してみて、移行先のカロスでどんな感じで確認できるか紹介します。
移行できたデータ
ランデータ
距離・時間・ラップ・心拍数・累積標高・カロリー・ピッチなどのランニングのデータは問題なく移行できました。
左がガーミンの元々のデータ、右がカロスに移行したデータです。
タップで拡大できます。


先日の練習データで比較してみたいと思います。


ラップタイムは1キロごとでなく、手動でとったものがしっかりと反映されていました。
カロスは小数点以下は切り捨て表示になるようです。


カロスは心拍数だけでなくて、ペースでもゾーンの振り分けが表示されています。


心拍数のグラフ。


心拍ゾーンのグラフ。
これは最大心拍の設定なのか、過去のデータを参照しているのかわかりませんが、ガーミンとカロスで分布の差が出ています。


なのでトレーニング効果も差がありました。


ピッチデータ。


高度と標高となっているので、違うデータなのかも。
このようにランのデータは移行できていました。
ラン以外のアクティビティ(トレッドミル・バイク・プール・トラック)




ラン以外のトレッドミル・バイク・スイム・トラックのデータは移行ができていました。
トラックラン(めったに使わない)はアイコンが示す通り、ランデータとして移行されていました。
移行できなかったデータ
アクティビティのタイトルとメモ


これはとても残念。
どんなワークアウト名になるかというと、

空欄です。
アクティビティのタイトルにその日の練習内容、メモ欄にその日の設定や気づきを書いている人は多いと思うんですが、このデータは移行できませんでした。
まとめてデータを移行したからできていないのかと思って、試しに単独のワークアウトでの移行、ストラバからカロスへの移行なども試してみましたが、データが反映されることはなかったです。
ラン以外のアクティビティ(ウォーキング・ヨガ)

カロスにデータをアップする際に記載がある通り、ウォーキング・ヨガのデータは移行されませんでした。
移行できるのは、
- ラン
- インドアラン
- マウンテニアリング?
- ハイク
- トレイルラン
- バイク
- インドアバイク
- プールスイム(ガーミンのみ)
- オープンウォーター
- マルチスポーツ(ガーミンのみ)
とのこと。
実際にすべてのデータをアップロードしてみたところ、

私のガーミンのデータにはウォーキング・ヨガのデータが含まれていたので、上記のようなエラー表示が出ました。(「ダウンロードで表示」はクリックしてもエラーで見られず。)
エラー表示は出ましたが、ランやスイムなどのデータは問題なく移行できていました。
シューズのデータ

シューズのデータも移行できません。
シューズをカロスに新しく登録して一つずつ設定していくことは可能でした。
インターバルの情報


ガーミンは走り終わった後、ラップごとに疾走区間とリカバリーの設定が可能です。
カロスに移行したデータは、ただのラップタイムのみの表記になっていました。
もしかしてカロスは後からインターバルの設定ができない?
アップデートで対応していただけると嬉しいです。
写真データ
マラソン大会の時は完走証をアップロードしていたのですが、そのデータも移行されていませんでした。

そのほか、アップロードしていた思い出の写真たちも移行されず。
データ移行の手順
実際にガーミンのデータをカロスにアップロードした手順です。
ガーミンのデータの書き出し
まとめてすべてのワークアウトを移行する手順です。
まずはガーミンコネクトじゃなくってガーミンの公式ホームページにログインします。
ログインした状態でデータ管理画面のアドレスをクリック。
データ管理画面が開きます。

データのエクスポートを選択。

リクエストすると、もうリクエスト済みだよみたいな英語のページが出てきました。
48時間かかるとのことでしたが、翌日にはデータをダウンロードできるメールが届きました。

データのダウンロードが完了。
カロスにデータの読み込み
次にダウンロードしたガーミンのデータをカロスにアップロードします。
カロスのトレーニングハブにログイン。

ワークアウトリストの「データのインポート」から先ほどダウンロードしたZIPファイルをそのまま突っ込みます。

なんと57時間待ち。
と表示が出ましたが、実際は3時間ちょっとでインポートが完了しました。
カロスの公式に出ている移行手順はちょっと違ったので、こちらもリンクを張っておきます。
特に難しいことはなく、仕事中にサクッと完了。
ガーミンからカロスに乗り換えた感想
ランデータの移行はできましたが、残念なことに思い描いていたデータの移行とは違いました。
せめてアクティビティのタイトルくらいは移行したかった。
こんな中途半端な移行データならもう必要ない。
カロスで新たなランデータを記録していくので、ガーミンから移行したデータを消そうと思ったところ、一括削除の項目が見つかりません。
一つずつ削除する必要がありそうです。

その数、2177ワークアウト。

それは無理だぜ。
ということで、この中途半端な移行データとともに今後は生きていきたいと思います。

データの移行は完了しているんですが、10/15以前のトレーニング負荷が表示されないのはエラー?仕様?
データの移行はできているので、月間の走行距離などは確認できます。

こんなことならガーミンを新しく買えばよかったかなとも思いましたが、買いたい機種がないのがガーミンの残念なところ。
- 165→GPSマルチバンドなし
- 265→発売されてから結構経ってる
- 570→高い&充電もたない
- 9シリーズ→お金持ちしか無理
もうカロスになるのは必然だったのね。
とりあえずアップデートに定評があるカロスさん、走った後にインターバルの設定ができるようにしてください。
私が見つけられないだけ?
あとバイブが弱いから強くして。
まとめ
練習の計画を立てるのに過去のデータを参考にするのはとても大切ですよね。
なのでデータの移行はできたほうがいい。
でも私の場合は、過去のデータを参考にトレーニングというよりは、思い出として見たい要素が大きかったのかもしれません。
走ったデータをつまみに飲むお酒は最高。
とりあえず私は、ストラバとガーミンの連携をしていたので、ストラバで思い出データの確認ができます。
ガーミンコネクトでも見ることもできます。
そして今回思ったのが、ブログを書いていてよかったなと。
誰かのためになるような内容でなくても、私のランの思い出がいっぱい詰まった私のブログ。
書くのが面倒な日もあるけれど、コツコツ続けてきてよかったです。

確実に私が一番の読者です。
ということで、皆さんもブログをはじめてみてはいかがでしょうか。
アメブロなどの無料のブログサービスもいいけど、ワードプレスも自分のものって感じが強くていいですよ。
手順としては、まずはレンタルサーバーの契約から。
今後はカロス民として生きていく覚悟を決めて、走り抜けていきたいと思います。
もし、もっと上手にガーミンからカロスにデータの移行ができた方がいらっしゃいましたら、ご教授いただけますと幸いです。








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