ランニングでのピッチ(リズム・BPM・テンポ)は非常に重要です。
ランニングの時に音楽を聴きながら走っている人って多いですよね。
好きな音楽を聴きながら走ると元気がでます。
さらに走るテンポと曲のテンポが一致したときの気持ちよさは抜群です。
しかし、曲によってテンポはバラバラ。
テンポがバラバラの曲に合わせて走ってしまうと、走るピッチもバラバラになってしまいます。
何とかならないかと思い調べてみると、自分のスマホのプレイリストに入っている曲を任意のテンポに変更することができるアプリを見つけたので紹介します。
なお、本記事では「 BPM ・テンポ・ピッチ・リズム」は、ほとんど同じ意味で使ってます。
同じテンポの曲を聴いて走る2つの方法
一般的にマラソンではピッチ(BPM)が180程度が適切と言われています。
beats per minuteの略。一分間に刻まれるテンポの数。
時計の秒針はBPM60。
走るスピードは一歩の歩幅とピッチで決まります。
同じテンポの曲に合わせてはしることで、ピッチを一定にすることが可能です。
同じテンポの曲を聴きながら走る方法は2つありますね。
- 同じテンポの曲ばかり集めてプレイリストをつくる
- プレイリストの曲を強制的に任意のテンポに変更する
前述したように、マラソンではBPM180程度が適切と言われています。
しかし、BPM180の曲を探してプレイリストをつくるのって正直、超大変です。
よって、後者の今持っている曲を強制的に任意のテンポに変更できるアプリは無いかと探したところ2つのアプリを見つけたのでご紹介します。
Walking Player の使い方
1つめのアプリはWalking Playerというアプリです。
無料体験後、正式に使うにはお金を払う必要があります。
100円程度なので、本格的にピッチを意識したランニングをするのであればこちらのアプリがおすすめです。
まずはアプリを起動するとアクセス権を求められるのでOKします。
しばらくすると、自分のiPhoneに入っている曲が下記の様に読み込まれます。
読み込みが完了したら右上の歯車マークで設定をします。
テンポ一覧設定を選択。
デフォルトではノーマルと下記の5種類のテンポが入っています。
必要ないテンポは消しちゃいましょう。
私はマラソンで使いたいのでBPM180とBPM185を追加しました。
新規追加をタップすると下記のような画面になるので、タイトルを入力後、真ん中のスライダーを任意のBPMに設定します。
設定が完了すると下記のような感じになります。
プレイリストなどで曲を選択して再生するBPMを選択できます。
もともと入っているBPM 115−125-135 ↓
新しく追加したBPM 180-180-180 で再生してみました。
曲を選択して再生を始めると、自動的にその楽曲のBPMを読み取ってくれます。
いろいろとルールがあるので紹介します。
『Adjust play』モードでの再生
テンポを調整して再生するモードです。
このアプリをわざわざダウンロードして使うなら、この使い方がメインでしょう。
ルールは下記3つ
- 指定したBPMの範囲内の曲はそのまま再生
- 指定したBPMの範囲よりゆっくりの曲は真ん中の数値のBPMで再生
- 指定したBPMの範囲より速い曲は真ん中の数値の2倍速で再生
2つの事例で紹介します。
BPM 115-125-135
範囲内の一曲目はそのままBPM121で再生されます。
2曲めはルール3が適用されて、BPM125の2倍のBPM250となります。
BPM 180-180-180
3つの数字すべてがBPM180なので範囲内というのがありません。
BPM180以下はBPM180へ変換、BPM180より大きいものは2倍のBPM360になります。
『Skip play』モードでの再生
名前の通り、調整せずに指定された範囲内のBPMの曲のみ再生します。
大量にiPhoneに曲が入っている場合、その大量の曲の中からBPMが178〜182の曲を再生するような使い方が可能です。
テンポの調整はされないモードです。
BPM 115-125-135
テンポの調整はされないのでBPM115-135の範囲の曲のみ再生されます。
グレーになっている2曲めはスキップされます。
BPM 180-180-180
BPMが180の曲のみ再生されます。
上の画面キャプチャでグレーになっている曲はすべてスキップされます。
制限機能の解除
お金を払うと機能の解除が出来ます。
無料でお試し出来ますが3分くらいするとアプリが停止して使えません。
気に入ったら買いましょう。
安いし。
BPMランニング プレイヤー の使い方
こちらは無料のアプリです。
先ほどご紹介させていただいたWalking Playerはアプリ内にプレイリストの取り込みを行います。
一方こちらのBPMランニングプレイヤーは、iPhoneのミュージックアプリで曲を再生して、その曲のテンポを解析し任意のテンポに変更します。
このような画面が出るのでiPhoneのミュージックプレーヤーで任意の曲を選択します。
楽曲が再生されたらSAVE BPMのボタンをタップします。
青枠の中を5回以上タップして自分の設定したいテンポにします。
設定したいテンポに設定できたら上下左右の4箇所いずれかに保存します。
今回はピッチ182を下側に保存しました。
このような形で最大4つまで自分のすきなテンポを保存することができます。
一度テンポを保存しておけば、2回目以降は曲を再生して自分の設定したいテンポにフリックすれば設定できます。
アプリの効果
ランニングをはじめたときのピッチは160程度でした。
このピッチを180まで上げるために非常にアプリが役に立ちました。
リズムに合わせてステップを刻んでいれば自動的に最適なピッチで走ることができます。
何度も繰り返すことで体に最適なピッチを覚えさすことが可能です。
また、フルマラソンの大会時、後半疲れてピッチが下がってくる場面でも、アプリでテンポ180の曲を流せば強制的に、ピッチ180を維持することが可能です。
まとめ
マラソン大会に向けてBPM180の曲を集めてプレイリストを作ろうと思っていたら、思いがけないいいアプリに出会うことが出来ました。
メトロノームの味気ないカチカチでも用途はみたせますが、自分のお気に入りの曲で走れば楽しさアップ。
ちなみにスライド走法と言われていた野口みずき選手はBPM196程度。
めっちゃ早いですね。
ピッチ走法と言われていたQちゃんはなんとBPM209です。
アプリを使えばどんなピッチなのか体感できます。
無料で試してみるといかに曲のテンポが大切か痛感できますよ。
自分のピッチにあったテンポの曲を聞きながら走ると超最高です。
ぜひ一回試してみてください!
こんな記事を書きましたが、私もゆっくりジョグの時はラジオを聴きながらニヤニヤして走っています。
時と場合で使い分けましょうね。
ちなみに自分のBPMを知るにはランニングウォッチは必須ですよ。
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